保育園でワークショップを行いました

保育園でのワークショップ

昨年、東京都内の保育園にご協力いただき、0歳~6歳の園児と保育士の先生方、約70名を対象に、CORK+の既成品や試作品のワークショップを行いました。

このワークショップは、製品改良の「気づき」を得るために開催されました。永柳工業の技術部・営業部の各担当者とCORK+のデザイナーが立ち会い、こどもたちの実際の利用状況を観察、検証するとともに、幼児教育のプロである保育士の視点で製品をチェックしてもらいました。

まずは、「コルク」という単語を知らないこどもたちに、コルク樫の写真やコルク粒の実物を見せながら、コルクとは何か?という説明をしました。 なんでも面白がるこどもたちは、真面目な話にも大いに盛り上がり、ワークショップは順調にスタートしました。

学習後は最年長クラスを3チームに分けて、cork baumの組み立て競争にチャレンジ。他のこどもたちの声援を受けながら、かなりのスピードで組み立てていきます。同心円状に広がるcork baumを組み立てるのは、こどもたちには難しいかと思っていましたが、円の位置によってピースの形が違うことにすぐ気が付いたようで、チーム内でこっちだあっちだと声を掛け合っていました。

cork baumが組み上がると、こどもたちは自然とcork baumの上に寝転がって、「気持ちいい~!」と歓声を上げていました。猫は円の中に集う・・・という現象が確認されていますが、人にとっても円は入りたくなる形なのでしょうか、興味深かったです。こどもたちがコルクの肌触りを好むことを確認できたのも、励みになりました。

組み立て競争の表彰式の後は、こどもたちに自由に遊んでもらう時間です。「それでは、ここにあるおもちゃで自由に遊んでくださーい!」の掛け声に、 こどもたちはキャー!と大歓声をあげなら、われ先にとおもちゃに群がりました。 それからワークショップが終了するまで、立ち会いの大人達は、こどもたちの遊びのエネルギーに圧倒されっぱなしでした。こどもたちの熱量と好奇心と想像力は、本当に素晴らしかったです。そんな密度の濃い遊びの空間で、制作サイドは観察を行い、 様々な、重要な「気づき」を得ることができました。

この日、ワークショップで使用した製品の一部は、保育園で引き続き使用していただき、後日、数ヵ月の長期使用で保育士の方々が気づいたこと、製品の耐久性、安全性等について教えていただくことになりました。

このワークショップでの検証や保育士の方々からのレポートは、今後のCORK+の商品開発や品質改善に活用しています。この場を借りて、ご協力いただいた保育園の皆さまとこどもたち、保護者の方々にお礼を申し上げます。

こどもたちが、もっともっと笑顔にできるように、これからも、誠実に取り組んでまいります。どうぞ、見守ってください。

September 8, 2015

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